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米国の政策動向はできるだけ見極めた方が良いと思います。
第二次トランプ政権は仕事が速い。(良い悪いとか好き嫌いは別として)この速い動きが、株式市場や為替市場や債券市場やコモディティー(商品)市場に大きく影響を与えています。
どの市場においても、儲けのチャンスです!
ホワイトハウス記者会見より
以下は、2025年2月12日のホワイトハウスでのカロライン・レビット報道官による記者会見の要約です。
1. ロシア・ウクライナ和平交渉に関する進展
- トランプ大統領はロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を実施。両首脳が和平に前向きな姿勢を示したと報告。
- 2月14日にミュンヘンで行われる和平交渉は、副大統領JDバンス氏と国務長官マルコ・ルビオ氏が主導する予定。
2. アメリカ人教師マーク・フォーゲル氏の帰国
- ロシアに拘束されていたアメリカ人教師マーク・フォーゲル氏が、特使スティーブ・ウィトコフ氏の尽力により解放され、トランプ大統領とホワイトハウスで面会。
- フォーゲル氏の帰国はロシアとの関係改善に向けた一歩と強調。
3. 新たな大統領令(EO)の発表
- 紙ストローの廃止令:政府機関における紙ストローの使用を禁止。税金の無駄遣いを防ぎ、実用性を重視する措置。
- 鉄鋼・アルミニウム関税の引き上げ:両素材に対する25%の関税を復活させ、国内産業を保護。
- DOGE(政府効率化)イニシアティブ:イーロン・マスク氏の協力で、不要な政府機関の人員削減と効率改善を目指す。
4. トゥルシー・ギャバード氏の就任
- 上院はトゥルシー・ギャバード氏を国家情報長官(DNI)として承認。就任式がホワイトハウスで行われる予定。
5. 不法移民の大量送還を継続
- トランプ政権は大規模な不法移民の摘発を実施。先週だけで190名のベネズエラ人を送還。
- ICE(移民・関税執行局)は複数の犯罪歴のある不法移民を逮捕。
6. 司法の全国差止命令に対する非難
- トランプ政権の政策に対する全国差止命令(インジャンクション)を多発する地方裁判所を「司法権の乱用」と批判。
- 大統領は「法を順守するが、全ての法的手段を駆使してこれらの差止命令を覆す」と表明。
7. イーロン・マスク氏とDOGEプログラムの透明性
- イーロン・マスク氏はDOGE(政府支出監査)プログラムで政府の無駄遣いを公表中。
- 複数の無駄な契約(例:気候変動関連事業に57,000ドルなど)が発見され、公金浪費を追及。
- マスク氏の政府関与については「特別政府職員」として法令順守を確認済み。
8. ウクライナのNATO加盟および核武装に対する立場
- ウクライナのNATO加盟や核武装については、ミュンヘン会談で議題となる見込み。大統領自身の立場は今後発表予定。
9. イランとの交渉に対する大統領の姿勢
- トランプ大統領は「イランに核を持たせない」という赤線を強調。
- イランとの対話に前向きな姿勢を見せつつも、強い立場で交渉に臨む考えを示す。
10. 中東和平構想
- ヨルダンのアブドゥッラー国王と会談し、パレスチナ問題に対する新たな開発計画や難民保護について協議。
- ガザ地区の2000人の病気の子供をヨルダンで受け入れることが決定され、トランプ大統領は「美しい善意の表れ」と評価。
この会見は、トランプ政権の外交・内政両面での積極的な動きと、透明性を重視する姿勢を強調する内容でした。
カロライン・レビット報道官はまだ27歳だそうです。この方、マスゴミからの変な突っ込みに対しても毅然とした態度ながらもウィットに富んだ斜め上からの切り返し技を繰り広げております。非常に頭が良いのでしょう。
今回のTrump人事は、非常に頭が良くて愛国心の強いメンバーを揃えた感じですね。トゥルシー・ギャバード氏を国家情報長官(DNI)として承認も今までの流れとは違いますし、今回紹介した記者会見にはありませんが、ロバートケネディージュニア氏も保健福祉庁長官に就任しました。USAID解体だけでなく、コロナの機能獲得実験や製薬業界との癒着も暴かれていくでしょう。
まあとにかく、今のアメリカの動きは、日本とは全く違う・・・
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