新値は鬼より怖い(鬼より怖い一文新値,株用語)という言葉がある。
FXでもそれが言えると思う。
特にFXの場合は、投機資金は必ず売りと買いが一対で終わる。
すると、新値のブレイクアウトは、戻ってしまうことになる。
この意味がわわかるだろうか?
時間を小さく見るか、大きく見るかにもよって戻り具合は変わってくるが、為替レートは行きつ戻りつしながら推移するものである。
新値のブレイク狙いはそういう意味でむつかしい。
大きな新値ブレイクは、逆に考えれば絶好の逆張りチャンスとなる。
その僕の持論は、門下生には表現を変えながら何度も言っている。
今日のFXのレート変動は、クロス円で見た場合はオージーとキウイとカナダが新安値を作った。(震災時レートを考えない場合)
(なんとカナダ円は震災時よりも更に下のレートを記録)
ここでいう新値は僕の勝手な解釈で、震災時の下げは、突発事変の下げで、今回のは明らかに経済事変なので、震災時に付けた値段は無視して新値と言っている。
『おい!買ったか?儲かったなあ!』
『売ってます』
『何を?』
『オージーです』
『は?』
最安値付近のレートで叩き売ってる様子。既に上昇中で、本当なら大きな含み損。
『ロスカットはどこ?』
『入れてなくて…』
『切らないの?』
『もう遅いんです。強制ロス喰らいそうです』
『あ、そう。ビデオ撮れ!ビデオ…』
『え?ビデオですか?』
『…全損したらいくら?とにかくビデオ撮れ。強制ロスカットの瞬間!』
『1200ドルの小さい口座です。できてまだ1ヶ月の…』
『めでたい!よかったじゃないか、メイン口座でなくて。それよりビデオ…』
しばらくして電話がかかってきた。
『飛びました。口座』
『そう、おめでとう!ビデオ撮れたか?』
『すいません…』
『気にするなよ、どうせ僕の金じゃないから。あはは!』
笑い飛ばしてやった。
が、ここにはとても大事なステップが…
守破離である。
破の時期まで成長したんだなあ〜
一人で乾杯である!
1200ドルでは買えない経験を積んだと思う。
飲みながら思った。
よく考えたら、こいつ最初から“破”だった気がする。
ちっぽけな温情でリンク貼るのはやめてやろう。
FXの教材出してる人間がこんなこと書くのはどうかと思うが、僕自身も似た経験を沢山してきた。
『口座飛ぶ』それを前提に逆手にとった運用してるもんなあ…
1000ドルとか2000ドル程度の新しい口座作ってハイレバやるのも有りだと思う。(実は僕はそれを推奨してる)
メイン口座では絶対に無理してはダメだが、少額の口座は、飛ばすの覚悟でハイレバレッジ運用も有りだと本気で思ってる。
(日本じゃレバレッジ規制でむつかしいね)
よくわからない人は真似しないようにね!
真似して損しても僕は気にしません。(ひとごとですから!)
追記記事 どうやって残るか・・・