
僕がFXのトレードで重要に思っている事は、
FXならではの売り買い一対の制度とその時の流入資金の性質。
FXは実需と投機でマーケット構成されており、1日の取引高は200兆から400兆と言われている。
金額が大きすぎて、ピンと来ないし、その実態を知る術はない。
そんな中で、明らかな事がある。
ここから先はFXをやる人は絶対に覚えて損のない事だ。
売り買い一対…つまり、FXの取引は、
- 売りで建てたポジションは買いで閉じる
- 買いで建てたポジションは売りで閉じる
『当たり前じゃないか!』と言われそうだが、このことを取引手法の中心に置いて戦略を組んでいる人はほぼいない。
僕はこのことはテクニカル手法よりも重要だと思っている。
例えば、2011年8月1日…この日に実需決済をしたいと思う人が世界にどれくらいいただろうか?
以前からの為替予約をしている所や、どうしても緊急な資金の送金がある場合は別として、世界中のマーケットが方向性を出せない大きな要因があったこの日にわざわざ実需送金はしたいと思わないはず。
すなわち…この日に入る新たに流入する資金の大半は、短期的な利鞘を狙う投機資金。
そして、利益確定か損切りかは別として、ポジションを閉じる為の反対の売買。
何処かで入って来たボリューム分が何処かで同じだけ抜けて行かなければならない性質の資金が入ってきたと考えられる。
(ただし、それが全てではない)
そういう時に目安とすべき解りやすい指標は何かと言うと、直近の高値と安値だ。
このような性質をよく理解して、それを踏まえてトレードのシナリオを立てればいい。
シンプル過ぎるほどシンプルで簡単な事だが、気付いていない人が多いと感じている。
運良くこの記事を目にした人は、よく考えて見て欲しい。
これが分かって使えるようになれば、トレードの制度が飛躍的に良くなる。
僕の全ての手法は、ここに回帰する。
この絶対法則(法則というより制度ですね)を外しては考えられない。
今日はとても解りやすい1日だった。
マーケットに感謝する。ありがとう。